ツーリング用バイクウェアの選び方
バイクを運転するということは風の影響をまともに受けてしまうので、ツーリング中などは思わぬ影響が出てしまうことがあります。
ツーリングに出かける際、大抵の方はツーリングに適したジャケットや革ジャンなどを着ていると思いますが、たまに軽装（Ｔシャツ）で乗っていたり、風の抵抗を大きく受けそうな「ダブついた服装」で運転している人を見かけたりします。
家の近所を少しだけ乗る分には着替えるのも面倒だし、それで良いのかもしれませんが、やはりツーリングなどに出かける際には、しっかりとしたツーリング用のジャケットなどを着たほうが良いと思います。
ただ、一口にツーリング用のウェアといってもシーズン、機能、体系、天候など用途に合わせて様々なウェアがあります。春夏秋の3シーズンジャケットや、冬用のレザージャケット、競技用のレーシングスーツ、モトクロス用まで多種多様あり、また、多くのメーカーから販売されています。
そこでここではツーリングに適したバイクウェアの選び方などについて記述したいと思います。
バイクの運転に支障をきたさないものを選ぼう
ライディングジャケットやレザージャケットなど、バイクウェアを選ぶうえで重要なのがサイズの選択があります。
今はインターネット通販がより身近になったため、試着することなくライディングジャケットなどを購入することが多いと思いますが、ライディングジャケットはバイクの運転操作にも関わってくる重要なものなので、試着などして自分のサイズに合ったものを選びましょう。
ライディングジャケットは普段着ている服とは事情が異なり、サイズがぴったり合っても、いざ運転ポジションをとると意外と肩回りや脇回りなどが少しきつかったりする場合があり、不意な場面では正確なハンドル操作やブレーキ操作に支障をきたし事故につながる恐れもあります。
ライディングジャケットを選ぶ際は、少し余裕があるサイズで、試着出来るのであれば実際に腕を前に伸ばしてみて肩回りや脇回りに違和感がないか確認しましょう。
ジャケットタイプや素材について
ライディングジャケット
おすすめしたいのがプロテクターの位置が調節出来るバイクジャケットです。
プロテクターの位置が変えられれば、あなたの体型・バイクに合った着こなしが出来ます。
ウエスト内側の連結ジッパーでライディングパンツとの連結が可能なものも多いです。
メッシュジャケット
夏場など日差しが強い季節にバイクに乗る時はメッシュジャケットがおすすめです。
肌を露出していると風で涼しくは感じますが、露出場所の温度は上がるので思わぬ日焼けや暑さを感じます。
メッシュジャケットを着ていれば熱を遮断してくれるし、通気性もよく涼しく感じます。
直射日光は疲労の原因にもなります。水分も 急速に失われるため、熱中症のリスクも上がります。
レザージャケット
ライディングジャケットの素材として長く愛用されているレザーをメインにしたジャケットです。
革が慣れるまでは動きづらいところが難点ですが、耐久性も高く、ものによっては肘と肩のアコーディオンとストレッチパネルにより動きと快適性が増したレザージャケットも多数あります。
また、普段着で着こなせるものも多いので多くにライダーに人気があります。
レザージャケットは手入れをしないで放っておくとレザー素材が硬くなってしまいます。専用のオイルなどを適度にオイルアップすることで柔らかくなり、着心地も良くなります。また、レザージャケットに付いた汚れは、軽くブラッシングするだけで取れたりしますが、汚れがひどい時は、専用のクリーナー等で洗えば綺麗に落とすことができます。
冬でも安心！ウインタージャケット
ウインタージャケットは、寒い時期を走るライダーにとって最も重要なアイテムです。
あまりに寒いと判断能力も鈍りますし、周囲の風景も楽しめません。
ライディングに必要な運動性を確保しながら、しっかりと寒さを遮断するためにも、ライダーなら必ず一着は持っておきたいアイテムです。
ウインタージャケットは他のシーズンのジャケットと違い、保温性の高い中綿を使用しているため、厚手になりがちでライディング時の動きが制限されることがあります。3シーズンジャケットの下にインナージャケットを着込んで、冬も着まわすという方法もありますが、この場合も同様、インナーとの重ね着で動きにくくなったりする可能性があります。
だからこそ、防寒性能とライディング適性をしっかりと備えたウインタージャケットは、寒い時期を楽しく乗り切りるためにも重要なものですので、山間部を走ることが多い場合や冬場のツーリングを楽しみたい場合には、冬用の防寒対策が施されたバイクジャケットを選んでみるのも良いでしょう。
最近ではインナージャケット付きで年中活用できるようなジャケットもあります。その時期によってウェアを変えていくのが一番ですが、自分なりに重ね着をうまく工夫していくのも選択の一つかもしれません。
