バイクツーリングで行く郡上八幡の古い町並み

一般に郡上八幡として知られている八幡町（はちまんちょう）は、岐阜県郡上郡にあった町で、2004年3月1日に郡上郡の7町村で合併し現在は郡上市となっています。

古くから郡上郡の政治・商業などの中心地として栄えており、今も市役所や県の出先機関がおかれており郡上市の中核を担う町となっているのがここ郡上八幡の町並みとなっています。

毎年、7月中旬から9月上旬まで開催される「郡上踊り」と呼ばれる盆踊りは、およそ400余年の歴史あり、日本三大盆踊りの一つ（徳島県の阿波踊り、秋田県の西馬音内の盆踊、郡上踊り）となっています。

踊りも10種類ほどあり、寺社の境内・一般の道路・街角の広場など、会場を移しながら開催されます。

特にお盆の時期（8月13～16日）に明け方まで夜通し踊り続ける『盂蘭盆会（徹夜踊り）』は有名で、1973年国の選択無形民俗文化財に、1996年に重要無形民俗文化財に指定され、現在でも多くの参加者で賑わいます。

大通りから中道に入っても風情ある小道が続きます。

街中には、城下の火事などを防ぐ目的に造られた水路が巡らされているのがこの街の特徴。

現在は整備され観光名所となっていますが、多くは今も生活用水として利用され続けています。

また、湧水や山水を引き込んだ水舟と呼ばれる水槽の水は飲用も可能で、「水の郷百選」に認定されています。

郡上八幡は「食品サンプル」の町として有名で、町中にはいくつもの店舗が存在し、食品サンプルの販売はもちろん、自分で食品サンプルを作れる体験コーナーなどもあります。

メディアなどでも度々紹介される吉田川の川遊びは郡上踊りと並んで夏の風物詩となっています。

この川遊びは「日本の音風景100選」の「吉田川の川遊び」として選定されているようです。

郡上八幡の町中には幾つかの市営駐車場があるが、バイク駐車が可能というところは多分ありません（今まで駐車しているところを見たことがない）。

また、町中には所々に駐輪場もあるが、「自転車専用」となっているところがほとんどとなっています。

町中を散策する場合のバイクの駐車場は、有料になりますが「安養寺」の駐車場が町中を散策するうえでアクセスも良く、駐車スペースも広いのでおすすめです。

お店（食事処やお土産屋など）などを利用する場合は、「お客様専用駐車場」がある店舗も多いので、直接、お店などに確認してください。

郡上八幡の町中は道路が狭いうえ、近年の観光客増加で休日などは大変な混雑が予想されます。
路上駐車など地元の住民はもちろん、観光客などにも迷惑をかけてしまうので絶対にやめましょう。

バイクツーリングで行く郡上八幡の観光