バイクツーリングで行く！神岡城
岐阜県飛騨市神岡町城ヶ丘にある神岡城（かみおかじょう）は、1564年に武田信玄の命令で江馬時盛が築城し、高原諏訪城の支城となり、その後の天正13年（1585年）の金森長近による飛騨攻略の結果、その家臣・山田小十郎が城代となったといわれる城。
元和元年（1615年）に江戸幕府の命令で破却され、石垣と堀のみが残ったが、1970年に神岡鉱山を所有する三井金属鉱業神岡鉱業所の創業100周年記念として、現在の模擬天守と模擬城門が建築されました。
町並みを見渡せる高台には神岡城の他にも旧松葉家住宅、鉱山資料館などで構成されている。
こちらの神岡城鉱山資料館では、かつて神岡町の主力産業でもあった神岡鉱山についての解説や採掘道具や採掘される鉱石などが展示してある。
神岡鉱山はかつて東洋一といわれ、亜鉛の山として神岡町に多くの雇用を生んだが、閉山に伴い鉱山としての機能は失われてしまった。
現在では、鉱山跡地や技術などは宇宙と素粒子の謎を探求するための研究拠点となり、「ニュートリノ」の研究でノーベル物理学賞でも話題となった「カミオカンデ」や「スーパーカミオカンデ」の建設に生かされている。
「ニュートリノ」や「スーパーカミオカンデ」について詳しい情報は、神岡城の近くにある「道の駅 スカイドーム神岡」で知ることができます。
神岡城の隣にある合掌造りの建物は、神岡町に明治元年頃に建築された旧・松葉家の民家をそのまま移築したもので、現在では神岡城郷土館として当時の暮らしぶりや生活用品などが展示してある。
一見、平屋のように見えるが家の中の空間は広く階層も3階まであり、1階は生活空間、2階と3階は養蚕室となっている。
城自体は模擬天守として建設されたので規模も小さく内部は博物館のような作りとなっており、鎧、刀剣、馬具などが一般公開されているのみである。
天守から眺める神岡の町並み。かつては神岡鉄道が町を走り、鉱山採掘で賑わった町だが、神岡鉄道は廃線となり鉱山も閉鎖、人口も減少傾向にあるようです。
現在は鉱山跡地などを利用した「スーパーカミオカンデ」、神岡鉄道跡地を利用したレールマウンテンバイク「Gattan Go!!（ガッタンゴー!!）」を中心に観光の町を目指しているので、ツーリングで近くに訪れる際は神岡の町並みを見て回るのも良いかもしれません。
- 住所：岐阜県飛騨市神岡町城ヶ丘1
- 電話番号：0578-82-0253（高原郷土館）
- 開館時間：9時〜16時30分（入館は16：15まで）
- 入場料：個人・大人460円、子供250円（団体・大人410円、子供200円）
＊団体は20人以上、入場券は神岡城・鉱山資料館・旧松葉家の共通券です
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神岡城へのアクセスとバイクの駐車場
神岡城正面、神岡中学校裏手に神岡城専用駐車場があります。駐車料金も無料でバイクも難なく駐車することができます。
高山市街からは国道41〜471号経由で約60分
富山市街からは国道41〜471号経由で約60分
長野県松本方面からは国道158号･安房峠道路経由で約120分
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