関ヶ原の戦い！陣地・跡地巡りツーリング
安土桃山時代の慶長5年9月15日（西暦1600年10月21日）、美濃国不破郡関ヶ原（現在の岐阜県不破郡関ケ原町）では東軍の大将を徳川家康、西軍の大将を石田三成とした、関ヶ原の戦いが起こりました。
この関ヶ原における決戦を中心に日本の全国各地でも戦闘が行われ東西を二分した合戦は、天下分け目の合戦、関ヶ原の合戦、関ヶ原合戦とも呼ばれています。
関ヶ原の戦いといえば東軍の大将「徳川家康」、西軍の大将「石田三成」の2人にスポットが当てられますが、ここ関ヶ原町では決戦に係った各武将の陣地跡なども看板を通して細かく案内してくれます。
広大な決戦地であるため、細かく分散した関ヶ原町に残る各武将の陣地巡りは小回りが利くバイクで訪れるのには最適。
道路も「戦国ロード」なる快走路もあり、距離はそれほどありませんが、あまり知られていない隠れたツーリングコースが存在します。
石田三成陣
西軍の大将、石田三成が陣を置いた笹尾山。
現在では当時の状況を再現した旗や防護柵などが設置してあり当時の臨場感が味わえます。
笹尾山の中腹にある石田三成の陣地へは10分ほど登る必要があります。
登山道は整備されているので歩きやすいですが、バイクで訪れる際はツーリングブーツよりシューズタイプで登るのがおすすめです。
陣地跡には石田三成陣地跡の石碑と関ヶ原町を一望できる展望台が設置。
実際に笹尾山から眺めてみると、敵味方各陣の状況がよく見えるので石田三成が有利だったことが窺えます。
現在はのどかな田園風景が広がっており平和そのもの、かつてこの場で大きな合戦が行われた事がウソのようです。
笹尾山入り口には無料の駐車場があり、バイクの駐車も可能ですが、舗装はされていませんので、特にオンロードバイクなど駐車する際は滑らないように注意。
笹尾山のすぐ近くには笹尾山交流館という関ヶ原小学校を改築してつくられた施設があり、関ヶ原の戦いに関する資料や武具などが展示されています。
甲冑を着る体験(有料)やカフェなども営業しているので、陣地・跡地巡りツーリングの休憩には最適。
詳しくは「関ヶ原町歴史民俗資料館と笹尾山交流館」参照
徳川家康陣
関ヶ原町役場の西側には徳川家康の最後陣地がありますが、現在は広い芝生公園と案内看板があるのみ。
この最後陣地のすぐ近くには関ヶ原の戦いで亡くなった人を祀る小さな神社が存在します。
徳川家康は関ヶ原の戦いにおいて功績の有無や大きさの程度を判断するために、この場で味方が討ち取ってきた敵の武将を自ら首実検したそうです。
実検した首や合戦で亡くなった武将、兵士などの遺体は、敵味方を問わず戦死者を弔うのは戦国時代の習慣とされていたため首塚を造らせて葬られ、現在でも関ヶ原町内には東首塚と西首塚が存在しています。
徳川家康の最後陣地跡の隣には関ヶ原町歴史民俗資料館があり、合戦の様子が、時系列で、東軍・西軍の陣容の確認や戦況も確認しながら学べます。
詳しくは「関ヶ原町歴史民俗資料館と笹尾山交流館」参照
岐阜県と滋賀県を結ぶ国道21号線沿いにある桃配山には徳川家康最初陣跡があります。
陣跡は山というより丘に近く、歩いて1分くらいで登れるように歩道も整備されています。
石田三成の陣があった笹尾山と違ってこちらは石碑があるのみ。
関ヶ原の激戦地があった方角の眺め。
現在では前に国道と東海道本線、後ろには東海道新幹線が走り、約400年前に起きた戦国時代の合戦とのギャップが大きく感じられる場所でもあります。
徳川家康最初陣跡にも専用の駐車場があります。
国道を挟んで目の前にあるので場所もすぐにわかります。
徳川家康最初陣跡の隣にあるガソリンスタンドは駐車場ではありませんので止めないように。
まとめ
関ヶ原の戦いにまつわる史跡などはまだまだいくつか存在し、とてもこのページでは紹介しきれません。
日本を二分し、全国の武将たちが参加した関ヶ原の戦いには、様々なドラマがあります。
関ヶ原町に来た際は是非、合戦跡地や資料館など巡り、当時の武将達を思いながらツーリングを楽しんでください。
関ヶ原古戦場へのアクセス
史跡などは各所に点在しているため、どこを目指せばよいか迷った場合は、とりあえず笹尾山付近にある関ヶ原決戦地のある石碑や石田三成陣地跡がおすすめ。
関ヶ原観光協会や笹尾山交流館など情報も手に入りやすい施設が近くにあるので安心です。
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