豊臣秀吉【墨俣一夜城】出世の城

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豊臣秀吉がまだ木下藤吉郎と言われていたころに一夜で築いたと言われる「墨俣一夜城」。

 

織田信長が佐久間信盛や柴田勝家に築城を命じるも失敗しましたが、秀吉が上流から流した材木を組み立て築城したといわれています。

 

城主や築城時期、本当に一夜で築いたのか、など歴史的事実の真偽は現在でも不明なところが多い一夜城ですが、安八郡墨俣町（現在は大垣市墨俣町）では地域の長年の夢であったとして、ふるさと創生資金をもとに復元されました。

 

現在建てられている墨俣一夜城周辺は、公園のように整備され観光利用の意味合いが強く、場内は郷土資料や一夜城に関する資料、豊臣秀吉を中心とした関係武将など歴史資料館となっており、最上階は展望室となっています。

桜の名所

 

墨俣一夜城は桜の名所としても有名なところ。

 

城に続く桜の並木道一帯では3月下旬〜4月中旬にかけて「すのまた桜まつり」が開催されます。

 

この花見の時期になると周辺の道路は激しい渋滞を引き起こすので、バイクでも早めに出発するのがおすすめです。

 

秀吉の馬印といえば「千成瓢箪」

 

場内敷地内にある白鬚神社では、秀吉は千成瓢箪を馬印にして数々の功績をあげ出世していった事から、絵馬ではなく「願掛け出世ひょうたん」なるものがあります。

 

秀吉の出世にあやかってか、この神社では願掛けをしている人も多く見かけます。

 

場内は歴史資料館と展望室

 

墨俣一夜城城内は歴史資料館となっており、墨俣地域の文化や豊臣秀吉を中心とした関係武将などの歴史や活躍、一夜城の伝説などがパネル展示されています。

 

一夜で築いたと言われる「墨俣一夜城」、歴史的事実の真偽は不明ですが、豊臣秀吉好きなら訪れておきたいスポットです。

 

 

天守閣最上階は展望室となっており、桜が咲く季節では犀川堤にある約700本の桜が約3.7kmにわたって続き、その景色は一見の価値があります。

 

一夜城の駐車場

 

花見の季節は大変な混雑となりますが、一夜城の西側には広い駐車場があり誘導員が案内してくれますのでバイクの駐車に困ることはありません。

 

それ以外の季節は訪れる人も少ないので、城正面の小さな駐車場に停めることも可能です。

 

まとめ

 

一夜城は歴史的建造物というよりは観光用のお城というイメージが濃く映りますが、豊臣秀吉など戦国武将の詳しい資料やお城の資料など沢山紹介されているので戦国マニアとしては一度は訪れておきたいところです。

 

墨俣一夜城はそれほど広くなく、2時間もあれば充分楽しめます。春は花見のスポットにもなりますのでツーリングプランの１つに加えてみてはいかがでしょうか。

長良川堤防右岸道路、県道163号線から県道172号線へ。

 

県道163号線は大型車両の通行も多く道路にも“わだち”が見られる箇所もあるので、バイクの走行時には注意。

 

また、一夜城の南、長良大橋西交差点周辺は渋滞が発生しやすい所なので気持ちに余裕をもって運転してください。

 

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