バイクツーリングで行く！大垣城
大垣城は現在の岐阜県大垣市郭町にあったお城で、麋城（びじょう）または巨鹿城（きょろくじょう）とも呼ばれており、慶長5年(1600年)の関ヶ原の合戦の時は、西軍・石田三成の本拠地にもなり、本戦部隊が関ケ原に移動した後も壮絶な攻防戦が繰り広げられた。
関ヶ原の戦いの後は石川、松平氏などを経て、寛永12年(1635年)戸田氏鉄が入城し、以後、戦国の世が去った江戸時代以降は戸田家１１代が収めた。現在の大垣城は昭和34年(1959年)に再建されたもので、城を背景にした大垣藩初代藩主、戸田氏鉄公の像が立っており、城を囲んで公園が整備され城下町大垣のシンボルとして憩いの場となっている。
4層の天守を持ち、大垣市のシンボルとして市民に親しまれている大垣城。昭和20年(1945年)、太平洋戦争で焼失しなければ歴史的にも非常に価値のある城になっていたと言われている。
かつての大垣城は、周りをいくつもの堀をめぐらせ、櫓の数は10を数える大変規模の大きな城だったと言われている。
大垣城の周りは大垣公園として整備されており、子供用の遊具なども設置されているので、多くの家族連れで賑わう人気の公園となっている。春の桜が咲く季節なども花見を楽しむ人が多くみられる。
城内部は大垣市の歴史や関ヶ原の戦いに関するジオラマや映像、甲冑などが展示してある。
火縄銃やその仕組みの解説、槍や弓といった当時の武器を実際に触ることができる展示コーナーもあり、平成12年に開催された「決戦関ヶ原大垣博」では、テーマ館の一つとして使用された。
西軍の石田三成が本拠地を置いたこの大垣城からは、東軍が陣をおいた岡山(現在のお勝山)までは約5キロほどで、当時はここからお勝山を見ることができたそうです。
現在では天守からお勝山を見ることはできないが、綺麗に整備された大垣公園や水の都、大垣市の街並みが一望でき、当時の景観との変わりようを想像すると感慨深いものがある。
大垣城へのアクセスとバイクの駐車場
大垣城周辺には車のコインパーキングはあるものの、大垣城の専用駐車場というものは見当たらない（平成31年4月現在）。当然、バイク専用の駐車場もなく隣接する大垣公園内も車両乗り入れ禁止となっているため、とにかくバイクで行くには不便で駐車できる場所を探すのに一苦労する。
城はJR大垣駅から比較的近くのところにあるので駅周辺の駐輪場に止めて行く方法もあるが、バイクの駐車は125cc以下限定といったところも多いので、少し離れてはいるが城から歩いて約15分くらいのところにある「奥の細道むすびの地記念館」に駐車するのが安心。駐車料金も無料なので大垣市内を流れる水路を眺めながらゆっくり城を訪れるには最適です。
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