関ヶ原の戦いを忠実に再現！関ヶ原ウォーランド

関ヶ原ウォーランドは岐阜県不破郡関ケ原町に1964年に開業した、関ヶ原の戦いを忠実に再現した私設の博物館。

入場口ゲートを通ると、約30,000�uほどの敷地が広がり、そこには200体以上の戦国武将のコンクリート像が至る所に点在し、史実に基づいた関ヶ原の戦いを再現しています。

施設内は、徳川家康や石田三成を始め多くの有名武将の像は勿論、足軽や鉄砲隊などが入り乱れるような戦いを再現した像などが幾つか存在します。

これらのコンクリート像は岐阜県中津川市出身の造形作家、浅野高次郎氏によって制作されたもので、愛知県犬山市にある「桃太郎神社」にある桃太郎像や、愛知県日進市にある「五色園」の僧侶や武士の像の制作も手掛けています。

東軍、西軍の各陣営の様子なども忠実に再現され、武将や陣営の説明などが書かれた案内板も設置されているので非常に分かりやすくなっています。

手作り感が至る所で見られるのがこの施設の特徴で、武将のコンクリート像はもちろん、写真のように石田三成の旗印「大一大万大吉」の6文字を堂々と描こうとするも、最初の文字を大きく書き過ぎたため枠に収まらなくなり、最後の「吉」の字を無理矢理ネジ込んだ感が見られる、といった所も人気の一つとなっている。

このように生々しい像もいくつか存在するが、一方で、馬から転げ落ちる武将の像やシュールなセリフが書かれた看板などもあり、ユーモアに溢れている施設となっています。

敷地内には屋内施設として関ヶ原の戦いについての資料館もあり無料で入ることができるようになっています。

この資料館ではより詳しい「関ヶ原の戦い」を知ることができ、特に関ヶ原の合戦後についての武将の領土や立ち位置などが詳しく書かれていました。

他にも甲冑のレンタルをはじめ、手裏剣の的当てや戦国輪投げなど、ミニゲームも充実しており家族で楽しめる施設となっています。

関ヶ原ウォーランドの敷地内には食事をするところはありませんが、駐車場の隣にはレストランとお土産店があります。

お土産店では戦国時代をモチーフにした品々を多く取り扱っていますが、特に人気だったのがチーズケーキと蜂蜜。

レストランでは近江牛を使った料理が多く、近江牛3色丼やローストビーフカレー、ローストビーフ丼などが人気のメニューとなっているようです。

関ヶ原には他にも古戦場跡地巡りや旧陸軍の火薬庫跡地、関ヶ原鍾乳洞など歴史や自然も多く存在するので、ツーリングで訪れる際は組み合わせて回るのもおすすめです。

関ヶ原ウォーランドへは国道365号線から少し入ったところにあり、道路脇には案内看板もありますが、小さいため見落としがち。

国道21号線の高架下が入り口の道路となっているので、ここを目印にすると分かりやすい。

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