モザイクタイルミュージアムへツーリング
岐阜県多治見市は、美濃焼で知られる全国的にも有名な街。
道の駅などでも気軽に陶磁器の食器類や花瓶などが購入できますが、実は居住スペースに使われるモザイクタイルの生産高も日本一となっています。
そんな多治見市では、生活空間に何気なく使われているモザイクタイルにスポットをあててか、2016年6月に「モザイクタイルミュージアム」と呼ばれる、タイルの世界の魅力を発信する施設をオープンしました。
一見するとミュージアムとは分からない山を削ったような建物ですが、正面の芝生広場を進んでいくと小さな入口があります。
入り口を抜けると入場受付がありますが、そのまえにまず目に入ってくるのがこのタイル張りの車。
ちょっとやり過ぎ感が出ていますが、外装のほとんどをタイルで張られているその姿はインパクト抜群です。
ミュージアムは4階層となっており、まずはモザイクタイルを使ったアート作品が展示してある4階へと進みます。
タイルアートの魅力
最上階には、この建物を設計した藤森氏のコレクションが展示されています。
その一つ一つのアート作品が全てタイルで造られており見事なものばかりです。
天窓を飾るオブジェや柱のタイルデコレーションなどはインスタ用なのか沢山の若い人が写真を撮っていました。
アート作品の他にも昔はよく見かけたトイレやお風呂、流し台など、タイルが使われた生活設備品などが並んでいます。
モザイクタイルの歴史や製造工程が学べます!
3階ではモザイクタイルの歴史や製造工程などが学ぶことのできる展示がメインとなります。
モザイクタイルの製造工程はビデオなどで見られるので非常に分かりやすいです。
モザイクタイルがある生活空間を提案
2階では現在使われているタイルなどの展示ブースとなっており、居住スペースの施工相談などもできるようになっていました。
いくつか見本的な部屋が提案、展示されていましたが、個人的にはタイルを使ったBarがオシャレでお気に入りでした。
体験コーナーやお土産も充実!
モザイクタイルミュージアムは見学だけではなく、モザイクタイルを張り合わせる体験コーナーもあります。
自分で作ったタイルシート(モザイクタイルを組み合わせたシート)は、実際に壁などに貼ることができるので部屋のインテリアとしてどうでしょうか?
お土産用のモザイクタイルも充実!様々な色彩の手作りキット用のタイルや、タイルを使った小物などが沢山揃っています。
買って体験コーナーへ持ち込むと、教わりながら作ることができます。
モザイクタイルミュージアムの駐車場
施設前には笠原中央公民館共同の広い駐車場が設けられていますが、休日などは車も多くなるのでバイクの場合は公民館の駐輪場がおすすめです。
まとめ
普段あまり意識せずついつい見過ごしがちな「タイル」ですが、アート作品や居住スペースのデザインにおいて改めて見直すと、この世界は意外と奥が深いことがわかります。
多治見市では、公共の場所にもモザイクタイルが施されているところが多くあり、多治見駅には人気漫画「キン肉マン」で登場した超人「タイルマン」の像まである、まさにタイルの街です。
そんな魅力ある多治見市にバイクで出かけてみて、ミュージアムと一緒に数々のタイルの作品を探してみてはいかがでしょうか。
- 住所:岐阜県多治見市笠原町2082-5
- 電話:0572-43-5101
- 開館時間:9時〜17時(入館は閉館の30分前まで)
- 休館日:月曜日(休日の場合は翌平日)、年末年始(12/29〜1/3)
- 入場料:310円
モザイクタイルミュージアムへのアクセス
高速道路を利用の場合は中央自動車道・多治見ICから約25分。
東海環状自動車道・土岐南多治見ICから約15分。
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