バイクツーリングで行く岐阜県の自然風景

奇跡の物語が語り継がれる!荘川桜

ツーリング立ち寄りスポット!荘川桜

荘川桜

 

荘川桜(しょうかわざくら)は、岐阜県高山市荘川町(旧荘川村)、国道156号線沿いにある御母衣ダムの湖岸に移植された2本のエドヒガンの桜の木で、樹齢約450年の荘川桜はごつごつした幹が特徴を持ち、岐阜県の指定天然記念物となった。

 

当初、御母衣ダムの建設で集落と共にダムの底に沈む予定だったが、1960年12月にダムを建設した電源開発株式会社(J-POWER)の初代総裁高碕達之助氏の案で、移植・保護され、移植後は桜のあった旧、荘川村から「荘川桜」と名づけられ、元住民にとっては現在でもかつてのふるさとの象徴的存在となっている。

 

荘川桜

 

こちらはもう一本の荘川桜。隣にはダム湖に眠る先祖の供養の為に建てられた浄土真宗の僧侶「嘉念坊善俊」の像が建てられている。

 

荘川桜

荘川桜

 

桜の周りには見物客用の広い駐車スペースと遊歩道が整備され、見ごろとなる4月下旬から5月上旬(例年はゴールデンウィーク中)は高山市や白川郷へツーリングに向かう多くのライダーや観光客で賑わう。

 

シーズンになると駐車場の片隅には荘川桜の歴史についてのパネルなどが展示される。

 

荘川桜

 

荘川桜に関して詳しい資料などは、御母衣ダムの正面にある「MIBOROダムサイドパーク御母衣電力館・荘川桜記念館」で歴史や移植工事の映像を含むドキュメンタリービデオ等の展示を常時見ることができる。

荘川桜へのアクセスとバイクの駐車場

荘川桜バイク駐車場

荘川桜

 

荘川桜がある国道156号線は高山市と白川村を結ぶ主要道路沿いにあり、広めの駐車場も用意されている。シーズンになるとバイク専用の駐車スペースが設けられ、誘導員が案内してくれるのでスムーズに駐車することができます。

 

周辺の道路は快走路が続きツーリングも楽しめるが、花見シーズンになると車の数も多くなり、また、沿道を歩いている人も多く見られるので、バイク走行時は注意が必要です。

 


 


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